呼吸器外科とは

呼吸器外科

呼吸器外科とは、胸部にあって肺・気管・気管支・縦隔(じゅうかく)・胸壁・横隔膜など心臓や食道以外の、呼吸器にかかわる疾患の治療を行います。
胸部レントゲン写真で肺に影があったり、胸が痛んだり、息切れや呼吸困難、咳や痰が多い、あるいは血痰がでるなどの症状がある場合には、呼吸器外科に関連する疾患の可能性があります。

呼吸器外科でよくみられる疾患

・肺がん ・縦隔腫瘍 ・気胸 ・肺のう胞 ・膿胸 ・肺化のう症 ・先天性肺疾患肺動脈ろう ・胸部外傷 など

代表的な呼吸器疾患

肺気胸

何らかの原因で肺の一部が破れて空気が漏れ、肺が空気に圧されて小さく縮んでしまった状態(虚脱)を肺気胸と言います。なかでも多いのが、肺に生じたブラ(嚢胞)に穴が開く特発性(理由がよくわからない)の気胸です。10〜20代の背が高くて痩せた男性、また喫煙者に多いのが特徴的です。症状は、突然の胸の痛み、乾いたせき、呼吸困難などです。胸部X線検査で肺の虚脱が確認されれば、診断がつきます。
肺気胸が軽度の場合は、時々胸部X線検査を行って経過観察をしながら、自然治癒を待ちます。中等度以上では、胸膜腔から空気を抜く処置をとります。こうした保存的治療で治らない重度の肺気胸、または再発を繰り返す肺気胸には、手術が必要です。

肺がん

肺がんは、肺の気管や気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因でがん化したものです。肺がんは進行するにつれて周囲の組織を破壊しながら増殖し、やがては血液やリンパの流れに乗って転移していくことが少なくありません。
肺がんの一般症状は、ほかの呼吸器疾患の症状と区別がつかないことが多いため、なかなか治りにくい咳、血痰、胸痛、喘鳴、息切れ、声がれ、発熱などがみられる場合には医療機関の受診をお勧めします。喫煙歴のある40歳以上の人は、特に注意が必要です。

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